はじめまして、院長の岡崎です。 みき矯正歯科のホームページをご訪問いただきありがとうございます。当院では子どもから大人まで多くの患者様に通院していただいております。 実は…私は六甲道のこの診療所から徒歩8分くらいの地域で生まれ育ちました。近隣の子ども達の治療をしながら、子ども達の成長と自分の育ってきた時代を交錯させながら、日々微笑ましく治療をおこなっています。
その昔、私の小学校時代は矯正治療をしている子は学年に一人いるかどうかという時代でしたが、昨今、この近隣の小学校では、クラスに5〜10人(多いクラスや学年だと半数近く)は矯正治療をしているという状況だそうです。この40年で、日本は情報社会となり生活スタイルや食べ物も欧米化してきたといわれています。 軟食傾向により日本人の顎は成長が弱くなり、小顔で手足の長いスタイルの良い子ども達が増え、羨ましくもありますが、お口の中はというと歯列不正の状況が厳しくなっているように感じます。 日本でも噛み合わせの悪さは見た目の悪さだけではなく、健康的に噛める事が全身の健康を司る事、長く自分の歯を残す事の大切さなどが周知されだした今、矯正治療は欠かせない治療の一つとして多くの方に選択されています。
私は小顔ではありませんが、子どもの頃から乱杭歯と八重歯がありました。両親も歯ならびに関してはそこまで気にしてなかったと思います。そんな私が歯科大学に進学し、矯正を勉強する事を選択し、矯正専門の歯科医院に勤める際、その病院の院長先生に矯正医がその歯並びでは恥ずかしいと言われ、矯正器具を装着していただきました。
本当に恥ずかしい話ですが当時の私は自分の事には無頓着で、30歳近くになってからの矯正治療の痛みや、食後の歯ブラシの煩雑さに悩まされながらも、今の噛み合わせと歯並びを得られた事に今では大変感謝しています。私が矯正治療をしたころは痛みも伴う治療でしたが、矯正器具も今は非常に進歩し、ほとんど痛みも感じづらくなっています。
矯正治療で良かった事は他にもあります。食後の歯みがきの習慣もしっかりつきました。矯正治療を終えて?十年経過していますが、今現在、噛み合わせに問題はありません。ただし、お口の中も年齢とともに歯を支える骨は弱っていきます。
歯を支える骨が弱ると、歯は噛み合わせの楽なところへ、噛みやすいところへと移動してしまいます。矯正治療が終わった人も、もともと噛み合わせの悪くない人も歯科医院での定期的なメンテナンスは今後の高齢化社会に向けて、自分の歯で長く健康に噛めるという重要なキーポイントとなるでしょう。
2024.08.05
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